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2016.03.29■ 国家戦略特別区域の指定に伴うユニット型特養の共同生活室に関する特例について

厚生労働省は3月18日、介護保険最新情報vol.526を発出した。

介護保険最新情報vol.526

2011年に「ユニット型個室の特別養護老人ホームの設備に関するQ&A」で示した見解について、例外を設けることを知らせるもの。

Q&Aに示されているように、ユニットの生活空間の壁を可動式にすることについて、壁を開放して従来型個室のような形態にすることができるため、職員配置や入居者の処遇が適切に行われないおそれがあり、適切ではないという考えを示していた。

しかし今回示された通知では、国家戦略特別区域内のユニット型の特養において、介護ロボットを導入しユニットケアを実施し実証実験を行うことを区域計画に記載し、内閣総理大臣の認定を受けた場合には、Q&Aを適用せず、隣接する2つのユニットの入居者が交流し、共同で日常生活を営むための場所としてふさわしい形状を有するものとして、条例で定めても差し支えないこととした。